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ヘッジファンドに興味があるけれど、どうやって購入すればいいのでしょうか?
ヘッジファンドのおすすめの購入方法を知りたいという方々が、この記事にたどり着いたことでしょう。
ヘッジファンドは、あらゆる投資手法を駆使してどんな市場環境でも利益を追求することを目的とした絶対収益追求型のファンドです。
ヘッジファンドへの投資は非常に魅力的ですが、その購入方法があまり一般的に知られていないのが現状です。
購入方法によっては手数料や手続きが異なるため、ヘッジファンドへの投資を検討する前に、自身に合った方法を確認することが重要です。
ヘッジファンドの買い方(購入方法)はこの5つ!
購入方法 | 仲介手数料 | 手間(面談など) |
---|---|---|
国内ヘッジファンドから直接購入する | ◎ 無し | ◎ 全て日本語 |
海外ヘッジファンドから直接購入する | ◎ 無し | △ 全て英語 |
プライベートバンキングを通して購入する | △ 有り | 〇 口座開設必要 |
投資助言会社やIFAを通して購入する | △ 有り | 〇 助言会社選定 |
国内証券会社を通して購入する | ✕ 高い | ◎ 全て日本語 |
ヘッジファンドの購入方法は主に上記の5つがあります。
同じヘッジファンドに投資する場合でも、どの方法で購入するかによって手数料や手続きが異なります。
ヘッジファンドへの投資は資産を増やすことを目的として行われるため、特に手数料の差は最終的な運用成績に大きな影響を与える要因となります。
ヘッジファンドの5つの買い方をおすすめ度順に並べた結果!
5つも購入方法があると、どれを選べばいいのか迷うこともあるかもしれませんね。
それぞれの購入方法にはメリットとデメリットが存在するため、自身の状況や目標に合った方法を選ぶ際に考慮することが大切です。
以下では、私が実際に投資や面談を通じて得た知識に基づいて、個人的なおすすめ順に購入方法を紹介していきます。
RANK1 国内ヘッジファンドから直接購入する
購入方法として一般的ですが、国内のヘッジファンドから直接購入することは手数料と手続きの両面から見ても最もおすすめできます。
日本国内を拠点とするヘッジファンドには、国際的に有名なファンドに引けを取らない優れたファンドが存在しています。
国内ヘッジファンドから直接購入するメリット・デメリット
メリット
- 仲介手数料が不要
- 面談や契約書類など全て日本語
デメリット
- 自身で運用会社に問い合わせが必要
この方法のメリットは、仲介を通さないため仲介手数料などの余分な費用が発生しないことです。
もちろん、各ファンドには成功報酬や管理報酬のような必要なコストがかかりますが、仲介手数料などはファンドのリターンを減少させる原因となります。
また、日本国内のヘッジファンドを選ぶ場合、当然ながら面談や契約書などがすべて日本語で対応されるのが一般的です。
私自身、英語が得意でないため、これだけでも安心感を感じました。
一方、デメリットとしては、自分で運用会社に問い合わせて面談から契約までを自己責任で行わなければならないことが挙げられます。
ただし、どの購入方法でも契約内容を理解するためにはこのフェーズが必要であり、ヘッジファンド投資では避けて通れない部分です。
RANK2 海外ヘッジファンドから直接購入する
海外、特にアメリカはヘッジファンド発祥の地であり、優れたファンドが多く存在しています。そのため、海外ヘッジファンドから直接購入することもおすすめです。
ただし、この購入方法は非常に条件が厳格であるため、残念ながら限られた人にしか適していません。
海外ヘッジファンドから直接購入するメリット・デメリット
メリット
- 仲介手数料が不要
デメリット
- 自身で運用会社に問い合わせが必要
- 面談や契約書類など全て英語
メリットは、国内ヘッジファンドから直接購入する場合と同様に、仲介手数料などの無駄なコストがかからないことです。
これは、海外でも日本でも同じく直接購入の明確なメリットです。
デメリットは、面談や契約書類などが全て英語(またはファンドの所在地の言語)であることです。
私も以前、アメリカのヘッジファンドに投資を検討した際に、友人から契約書を見せてもらったことがありましたが、専門用語が多すぎて理解できなかった経験があります。
また、日本とは異なり、海外のヘッジファンド業界は非常に成熟しており、最低投資額が数億円以上と、一般の個人投資家には高いハードルが設定されています。
代表的な投資先
代表的なアメリカのヘッジファンドには、ブリッジウォーター・アソシエイツ、ルネッサンス・テクノロジーズ、ミレニアム・マネジメントなどがあります。
これらのファンドは、一般的には金融関連のニュースやウェブ検索を通じて名前を聞いたことがあるかもしれません。
これらのヘッジファンドは非常に評判が高いものの、原則として機関投資家のみを対象としており、新規の個人投資家を受け入れていないことがほとんどです。
また、保有資産条件などのハードルも非常に高いため、投資家がその条件を満たすことは難しいことがあります。投資を検討する場合は、最新情報を確認し、条件をチェックすることが重要です。
ただし、これらのヘッジファンドに関する情報は日本の個人投資家にはあまり流通しておらず、現実的な投資先としては難しい場合もあります。
RANK3 プライベートバンキングを通して購入する
海外籍のプライベートバンキングはヘッジファンドとのコネクションがあるため、ヘッジファンドを購入する手段として検討できます。
プライベートバンキングは、通常、銀行が高額所得者や大規模な資産を持つ富裕層向けに提供する金融サービスです。このサービスを通じて、富裕層の顧客は資産の管理、運用、投資に関するアドバイスを受けることができます。
ただし、プライベートバンキングは特定の顧客層を対象としており、誰でも利用できる方法ではありません。
プライベートバンキングを通して購入するメリット・デメリット
メリット
- ヘッジファンドの情報を提供してくれる
- 問い合わせや契約も代行してくれる
デメリット
- 手数料がかかる
- 紹介できるファンドは限られている
メリットとしては、プライベートバンキングがヘッジファンドの情報提供や契約手続きを代行してくれる点です。
ヘッジファンドは通常、一般に情報を公開せず、非公開のファンドであるため、その情報を提供してもらえるのは大変便利です。
また、煩わしい問い合わせや契約手続きもプライベートバンキングが代行してくれるため、運用を全て任せたいという方にとっては有益な選択肢と言えます。
一方、デメリットとしては、口座の維持に手数料がかかることが挙げられます。口座残高に対して一定の割合で手数料が徴収されるため、ヘッジファンドのリターンが減少する可能性があります。
さらに、プライベートバンキングは資産を比較的保守的に運用する傾向があるため、紹介できるヘッジファンドも保守的なものが多いことがあります。
代表的な投資先
代表的な海外籍プライベートバンキングの日本法人には、UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントやクレディ・スイス証券などがあります。
例えば、UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメントは、UBSと三井住友信託銀行が提携したプライベートバンキングで、口座開設条件は2億円相当以上の金融資産を預けられることです。
同様に、クレディ・スイス証券の口座開設条件は5億円相当以上の金融資産を預けられることです。
口座開設条件は厳しいものの、これらのプライベートバンキングは資産運用以外の相談にも乗ってくれるなど、高水準のサービスを提供しています。
RANK4 投資助言会社やIFAを通して購入する
ヘッジファンドを紹介している投資助言会社やIFA(Independent Financial Advisor)を通じて購入する方法も一つの選択肢です。
投資助言会社は、その名の通り、投資に関する助言を提供する会社です。
一方、IFAは銀行や証券会社に所属せず、独立した立場でファイナンシャルアドバイスを行う専門家です。
投資助言会社やIFAを通して購入するメリット・デメリット
メリット
- ヘッジファンドの情報を提供してくれる
デメリット
- 良い投資助言会社やIFAを探す手間がかかる
- 手数料がかかる
- 紹介できるファンドは限られている
メリットは、プライベートバンキングと同様にヘッジファンドの情報提供があることです。
ただし、情報提供のみで契約の代行は行いません。
海外のヘッジファンドとの取引では、英語での面談や契約が必要となることに留意してください。
デメリットは、投資助言会社やIFAが多種多様であり、信頼性のある選択肢を見つける手間がかかることです。
特にIFAは業界団体が2020年1月に設立されたばかりで、各社のサービス品質が異なる可能性が高いため、注意が必要です。
また、助言手数料などの名目で手数料が必要で、これがヘッジファンドのリターンを減少させる要因となります。
代表的な投資先
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代表的な投資助言会社の一つに、ヘッジファンドダイレクト株式会社があります。
この会社は海外のヘッジファンドに特化しており、契約書などはすべて英語で提供されます。
ただし、重要な情報は日本語で要約され、英語に堪能な行政書士の紹介も行っており、投資家のサポートに力を入れています。
ヘッジファンドダイレクト株式会社が紹介するヘッジファンドは、時期によって異なることがあるため、興味を持った方はお問い合わせしてみることをおすすめします。
RANK5 国内証券会社を通して購入する
国内の証券会社では厳密にはヘッジファンド型投資信託が取り扱われています。
これは、ヘッジファンドの特性を一部取り入れながら、投資信託の規制に従う形で運用されています。
ヘッジファンド型投資信託は、絶対的な収益を追求することを目指す投資信託であり、ヘッジファンドとは異なりますので、ご理解いただきたいポイントです。
国内証券会社を通して購入するメリット・デメリット
メリット
- 普段利用している証券会社でも購入できる
- 全て日本語で契約できる
デメリット
- 手数料が高い
- そもそもヘッジファンドレベルのハイリターンではない
国内の証券会社を通じてヘッジファンド型投資信託を購入するメリットは、日本の投資家にとって心理的なハードルが低いことです。
普段から利用している証券会社で取引手続きが行えるため、手続きがなじみやすく、日本語でのサポートも受けられます。
また、最低投資額が他のヘッジファンドに比べて比較的低いのも魅力の一つです。
一方、デメリットとしては、ヘッジファンド型投資信託には様々な仲介コストがかかることが挙げられます。
これにより、高いリターンを期待するのは難しく、他の投資手法に比べてリターンが制限される可能性があります。
国内証券会社の投資信託には、購入手数料、信託報酬、信託財産留保額などが含まれますが、特に信託報酬や信託財産留保額は、ヘッジファンドを投資信託に変換する際に上乗せされる追加のコストです。
代表的な投資先
国内証券会社で代表的なヘッジファンド型投資信託を提供しているのは、野村證券です。
この会社では、野村アセットマネジメントが運用する「ノムラ・グローバルトレンド」というヘッジファンド型投資信託を取り扱っています。
「ノムラ・グローバルトレンド」は、世界各国の先物取引を通じて絶対収益を目指すファンドであり、その特徴的なコストについても触れておきましょう。
購入手数料が3.3%、信託報酬が3.345%(成功報酬を含む)、信託財産留保額は0.3%となっており、これらの中間コストが比較的高額である点に注意が必要です。
おすすめの買い方(購入方法)は国内ヘッジファンドから直接購入すること
これまでヘッジファンドの購入方法について詳しく紹介してきましたが、結局のところ、国内のヘッジファンドから直接購入することがおすすめです。
もちろん、海外のヘッジファンドから直接購入する方法も、一定の資産条件や英語力がある場合には魅力的な選択肢と言えます。
ただし、多くの日本のサラリーマン投資家にとって、これらのハードルは高く感じられることでしょう。
また、プライベートバンキングや投資助言会社、IFAを介してヘッジファンドを購入する際には、仲介コストがかかることに注意が必要です。
これにより、本来のヘッジファンドのリターンが減少する可能性があるためです。
この状況を簡単な例えで表現すると、Amazonや楽天市場、ヤフーショッピングなどのオンラインストアよりも、商品を公式ウェブサイトから直接購入した方が安く済むことがあるということです。
業界は異なりますが、同様の感覚で理解していただけるかと思います。
ただし、国内ヘッジファンドから直接購入する場合でも、どのヘッジファンドが優れているかを見極める必要があります。
しかし、現在では国内ヘッジファンドへの投資家が増えつつあり、インターネットを活用して情報収集することが可能です。
興味を持ったヘッジファンドについて調査し、まずは話を聞いてみるのが良いでしょう。
ヘッジファンドの買い方(購入方法)のまとめ
ヘッジファンドの購入方法についてのまとめ、いかがでしたでしょうか?
様々な購入方法が存在し、それぞれに仲介手数料や手続きにかかる手間が異なります。
ヘッジファンドへの投資を検討する際には、これらの要因を十分に確認しておくことが重要です。
特に仲介手数料は無駄なコストとなり、ヘッジファンドの高いリターンを減少させる原因となる可能性があります。
国内のヘッジファンドから直接購入する方法は、仲介手数料が発生せず、すべての手続きが日本語で行えるため、投資を始める際のハードルが低いと言えます。
そのため、国内ヘッジファンドを検討する際には、この方法がおすすめです。
おすすめ1位 BMキャピタル
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会社名 | ビーエムキャピタル合同会社 |
ホームページ | bmcapital.jp |
特徴 | 1,000万円から購入可能な年間利回り10%前後が狙える人気No.1国内ヘッジファンド |
代表 | 森山 武利 |
設立 | 2013年 |
平均利回り | 手数料控除後10%前後 |
投資戦略 | 日本株ロングショート、割安中小株式、アクティビスト |
最低購入金額 | 1,000万円 |
紹介者 | 不要 |
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