エアーズシー証券のヘッジファンドの評判は?投資利回りや口コミを解説!

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エアーズシー証券のヘッジファンドは、実際に利回りが高いのでしょうか?

公式HPには具体的なファンド名や運用実績についての情報は記載されていないようですが、そんな疑問を持ってこちらの記事に訪れたのかもしれませんね。

投資を考える際には、基本的な情報から面談で得られる情報まで、幅広い情報が必要です。この記事ではそれらを網羅していますので、ぜひ参考にしてみてください。

エアーズシー証券株式会社とはどんな会社なのか?

エアーズシー証券は、ヘッジファンドを運用するだけでなく、その名の通り「証券会社」としても活動しています。

この記事では、エアーズシー証券がどのような方法でヘッジファンドを販売しているのか、その詳細なスキームについて解説していきます。

エアーズシー証券は海外のヘッジファンドを販売する金融商品販売会社!

エアーズシー証券は、海外のヘッジファンドを専門に取り扱う金融商品販売会社です。2002年に創立され、2011年からヘッジファンドの取り扱いを開始しました。

ヘッジファンドとは、巧妙な取引戦略を用いて、どんな市場状況でも利益を追求するファンドのことを指します。これは資産運用の高度な形態で、海外では広く認知されていますが、最低投資額の高さから、日本国内では主に機関投資家や富裕層が利用しています。

エアーズシー証券は、協力する海外資産運用会社との提携によって、通常はアクセスが難しい一流のヘッジファンドに個人投資家が投資できるようにサポートしています。

エアーズシー証券では5つのヘッジファンドを販売している!

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ファンド名年間利回り
ファンド1
3.0
2008年開始
ビクトリー・アーケイディア・ファンド直近
+9.97%
平均
+7.7%
ファンド2
4.0
2009年開始
ワールドクオント・ミレニアムファンド直近
+13.90%
平均
+15%
ファンド3
2.0
2020年開始
アンタークティカ・コア・アルファ・ファンド直近
–9.82%
平均
–9.82%
ファンド4
3.5
2016年開始
SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンド直近
+39.14%
平均
+20%
ファンド5
2.0
2006年開始
パートナー・ヘルスケア・ファンド直近
+19.99%
平均
+20%

エアーズシー証券では、時期によって取り扱うヘッジファンドが変動することがありますが、現在は前述した5つのファンドを提供しています。

それぞれのファンドは、利回りやリスク、投資方針などが異なるため、投資家は自身のリスク許容度に合わせてファンドを選択し、個別に投資を進めることができます。

特に、ファンド2は米国で名高いヘッジファンドが設立したもので、世界中の株式に分散投資されています。そのため、多様な投資先に資金を配分することで、リスクを分散させるメリットがあります。個人的には、このファンドをおすすめします。

全てのファンドは私募ファンドとなっており、公式HPでは詳細な情報が公開されていない点に注意が必要です。面談で提供される情報をもとに、より詳細な説明を行います。

IKEAの資産運用会社であるアンタークティカ・アセット・マネジメントと連携してファンドを提供!

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エアーズシー証券は、スウェーデンの家具量販店「IKEA」の資産運用会社である「アンタークティカ・アセット・マネジメント(ANTARCTICA ASSET MANAGEMENT)」と提携し、ヘッジファンドを提供しています。

アンタークティカ・アセット・マネジメントは、IKEAのファミリーオフィスとして運用されており、非上場のために自由な資産運用が可能です。IKEAは莫大な5兆円以上と言われる資産を保有しています。

この経験を生かして、アンタークティカ・アセット・マネジメントは300以上のヘッジファンドで資産運用を行い、以下の事業を展開しています。

  1. ヘッジファンド・プラットフォームの提供
  2. ファンド・オブ・ヘッジファンドの組成
  3. カスタマイズ・ファンドの組成

アンタークティカ・アセット・マネジメントが提供するヘッジファンド・プラットフォームのスキームは、下図の通りです。彼らは「オフショアに登録された分別ポートフォリオ運用会社」として、運用の専門性を発揮しています。

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簡単に言うと、アンタークティカ・アセット・マネジメントが運用しているファンドに参加するということです。

これによって、通常は最低投資額が1億円など高めのファンドでも、わずか1000万円程度から投資できるようになります。

さらに、既存の投資家以外からの新たな投資を受け付けていない「ソフトクローズ」のファンドへも投資できる可能性が生まれます。

エアーズシー証券の本社は東京の日本橋!

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エアーズシー証券の本社は、東京の日本橋に位置する「鉄鋼会館」の1階にあります。

しかし、日本橋エリアの再開発の影響を受けて、2020年9月に「東京都中央区日本橋一丁目7番9号 ダヴィンチ日本橋179 7階」へ移転しています。

ファンド1:ビクトリー・アーケイディア・ファンドはどんなファンド?気になる利回りも公開!

ビクトリー・アーケイディア・ファンドは、ビクトリー・アセット・マネジメント・リミテッド(以下、ビクトリー社)が運用するヘッジファンドの一つです。

ビクトリー社が提供する5つのファンドの中で、ビクトリー・アーケイディア・ファンドだけはアンタークティカ・アセット・マネジメントを通さずに運用されています。

ビクトリー・アーケイディア・ファンドの配当実績・運用利回りってどれくらい?

ビクトリー・アーケイディア・ファンドの目標利回りは、年率12~16%と設定されており、目標リスクは5%未満を目指しています。

投資家の好みに合わせて、米ドル建てと円建ての2つの通貨クラスへの投資が可能です。それぞれの通貨クラスの実績を詳しくご紹介します。

過去の年次の利回りは年単位で算出されており、最近の2018年以降の実績は月単位で見ていきましょう。

過去の実績米ドルクラス(年利)円クラス(年利)
2008年+5.71 %
2009年+20.34 %
2010年+6.41 %
2011年+6.44 %+6.52 %
2012年+3.68 %+3.58 %
2013年+7.26 %+7.24 %
2014年+5.19 %+5.08 %
2015年+8.81 %+8.34 %
2016年+7.55 %+6.07 %
2017年+5.34 %+4.03 %
2018年米ドルクラス(月利)円クラス(月利)
1月+0.53 %+0.39 %
2月+0.50 %+0.37 %
3月+0.60 %+0.41 %
4月-0.09 %-0.30 %
5月+0.25 %+0.10 %
6月-0.07 %-0.31 %
7月+0.01 %-0.19 %
8月-1.30 %-1.50 %
9月-0.29 %-0.50 %
10月+1.17 %+0.92 %
11月+0.81 %+0.70 %
12月+1.39 %+1.30 %
2018年Total+3.53 %+1.37 %
2019年米ドルクラス(月利)円クラス(月利)
1月+1.17 %+0.97 %
2月+0.45 %+0.29 %
3月+0.23 %+0.03 %
4月+0.03 %-0.24 %
5月+0.45 %+0.28 %
6月+0.70 %+0.49 %
7月+0.38 %+0.19 %
8月+0.88 %+0.68 %
9月-0.24 %-0.42 %
10月+0.60 %+0.42 %
11月+0.49 %+0.37 %
12月+0.04 %-0.20 %
2019年Total+5.28 %+2.88 %
2020年米ドルクラス(月利)円クラス(月利)
1月+0.88 %+0.74 %
2月+0.42 %+0.29 %
3月+0.22 %+0.08 %
4月+2.10 %+1.95 %
5月+0.82 %+0.79 %
6月+0.98 %+0.95 %
7月+1.37 %+1.31 %
8月-0.27 %-0.30 %
9月+1.21 %+1.17 %
10月+0.98 %+0.95 %
11月-0.00 %-0.03 %
12月+0.86 %+0.78 %
2020年Total+9.97 %+9.02 %

平均年間利回りは、米ドルクラスでは約7.7%、円クラスでは約7.0%と、目標利回りには達していませんが、注目すべき点もあります。

過去の運用実績を見ると、年間利回りが一度もマイナスになったことがなく、目標リスクも達成されていることから、非常にリスクの低い運用が行われています。

米ドルクラスと円クラスは同じマスターファンドに投資しているため、基本的な運用実績は同じですが、円クラスでは為替ヘッジのコストがかかっています。

円クラスの利回りが低いのは、このヘッジコストの影響です。しかし、米ドルクラスでも円に換金する際の為替レート次第では、ヘッジコスト以上の損失が出る可能性もあることに注意が必要です。

投資家は為替リスクをどれだけ許容するか、またヘッジコストを支払って安定的な利回りを選ぶかなど、自身の好みに応じて選択肢があります。

個人的な意見としては、本来の低い利回りが年間で最大2%も低下することを避けるためにも、どちらかを選ぶのであれば米ドルクラスがおすすめです。

また、より高いパフォーマンスを求めるのであれば、他のヘッジファンドとも比較検討してみることも一つの方法です。

ビクトリー・アーケイディア・ファンドの投資戦略は独自のアルゴリズムを活用したアービトラージ戦略!

ビクトリー・アーケイディア・ファンドは、主に世界の株式・投資信託・先物市場を対象にしたアービトラージ戦略のヘッジファンドです。

このアービトラージ戦略は、「裁定取引」とも呼ばれ、金利差や価格差を利用して、「割安な投資対象を購入」し同時に「割高な投資対象を売却」するポジションを取る手法です。

この方法で価格差が収束する際に逆取引を行うことで、投資収益を狙います。

簡単に言えば、割安なものを買い、同時に割高なものを売り、両者の価格が適正に戻った時に取引を決済し、その差額を利益とする戦略です。

ビクトリー社は独自のアルゴリズムを使い、数量的アプローチを駆使して割安な投資対象と割高な投資対象を見極めています。

具体的には、ヘッジファンドのポートフォリオでは、欧州投資信託(UCITS)を購入し(ロング)、それに関連する先物を同額で売却(ショート)する方法を採用しています。

このようなアービトラージ戦略は、ヘッジファンドの中でも比較的リスクが少ないとされていますが、その一方でリターンも制約される傾向にあります。

ビクトリー・アーケイディア・ファンドの運用残高

ビクトリー・アーケイディア・ファンドの運用残高については、面談でお聞きした情報によれば、約5.9億米ドルの規模になっているそうです。

この運用残高は、マスターファンドの残高を示しており、米ドルクラスと円クラスの双方を合算したものです。

ファンドの戦略上、裁定機会がある割安銘柄は限られているため、この運用残高規模は適切なものと考えられます。運用においては、十分な資金を保有することで、戦略の展開や機会の活用が円滑に行える利点があります。そのため、ファンドの運用戦略に合致する規模と言えるでしょう。

ビクトリー・アーケイディア・ファンドのファンドマネージャーはどんな人物?

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ビクトリー・アーケイディア・ファンドのファンドマネージャーは、マシュー・エンバー(Matthew Ember)氏です。

当ファンドの運用は、運用会社「ビクトリー・アセット・マネジメント・リミテッド」から、助言会社「ビクトリー・アセット・マネジメント・アーゲー」に委託されています。そのため、ビクトリー・アセット・マネジメント・アーゲーの最高経営責任者であるエンバー氏が実質的にファンドマネージャーとして指導にあたっています。

エンバー氏は、ケンブリッジ大学を2年間で卒業し、情報処理機構の開発研究において学術分野で幅広い経験を積みました。その後、世界的な企業であるPwCに4年間在籍し、その後は投資会社であるペンタゴン・キャピタル・マネジメント・ピーエルシーで投資担当取締役としての地位を築いてきました。

そして、2008年には当時のペンタゴンの投資チームを引き連れて独立し、ビクトリー・アーケイディア・ファンドの運用を開始しました。

ビクトリー・アーケイディア・ファンドの最低投資額は1,000万円から!

ビクトリー・アーケイディア・ファンドへの最低投資額は、通貨クラスに応じて以下の通りです。

▶ 米ドルクラス:10万米ドル以上、5千米ドル単位
▶ 円クラス:1,000万円以上、50万円単位

どちらの通貨クラスにおいても同じ水準の設定となっていることがわかります。

一般的に海外の有名なヘッジファンドの場合、投資家は1億円以上を用意する必要があることが多いです。したがって、ビクトリー・アーケイディア・ファンドの最低投資額はヘッジファンドの中では比較的低い方と言えるでしょう。

ビクトリー・アーケイディア・ファンドの手数料は?

手数料種類手数料額利回り確定後に手数料が引かれるか?
申込手数料投資額の最大3.5%(税抜)引かれる
運用会社の報酬運用報酬2.0%
実績報酬20%
引かれない

ビクトリー・アーケイディア・ファンドの手数料は、大まかに2つのカテゴリに分かれます。

  1. 申込手数料
  2. 運用会社の報酬

特に気にしていただきたいのは、ビクトリー・アーケイディア・ファンドの利回りは「運用会社の報酬」が控除された後のものであるという点です。したがって、ファンドの運用報酬や実績報酬について心配する必要はほとんどありません。

ただし、ファンドへの投資に際しては、他にもエアーズシー証券への手数料が発生することに注意が必要です。これにより、直接の投資と比べて投資にかかる総手数料が多くなる可能性があります。

ここからは、具体的な手数料の計算方法について詳しく解説していきます。

申込手数料

「申込手数料」は投資額によって適用される手数料率が決まります。以下にその詳細を示します。

米ドルクラス
円クラス
申込手数料
10万米ドル以上50万米ドル未満
1,000万円以上5,000万円未満
3.5%(税抜)
50万米ドル以上100万米ドル未満
5,000万円以上1億円未満
3.0%(税抜)
100万米ドル以上300万米ドル未満
1億円以上3億円未満
2.0%(税抜)
300万米ドル以上
3億円以上
1.0%(税抜)

投資時にのみ課金される申込手数料ですが、追加投資がある場合にはその追加分にも適用されます。

具体的な例を挙げると、例えば3,000万円を投資した場合には「105万円」、5,000万円を投資した場合には「150万円」という具体的な金額となります。

申込手数料として設定されている金額は、一般的な手数料と比べてやや高めの水準と言えるでしょう。投資家の皆様にとっては、この手数料が投資のコストにどのように影響するか、よく考慮することが大切です。

運用会社の報酬

投資運用会社および投資助言会社に対して支払う報酬は、下記の通りです。

▶運用報酬:運用額の2.0%
▶成功報酬:運用益の20%

これらの手数料は一般的なヘッジファンドの手数料と同様の水準となっています。

ただし、重要な点として、ビクトリー・アーケイディア・ファンドの基準価格の算出には上記の手数料がすでに考慮されており、利回り確定後に別途徴収されることはありません。

ビクトリー・アーケイディア・ファンドの申込・換金(償還)スケジュール

運用開始日は毎月第1営業日で、申込と入金の締め切りは運用開始日の1~2週間前までとなっています。そのため、スケジュールを事前に確認しておくことが大切です。

通常、月の中頃までに申込と入金が完了していれば、翌月の初めから運用が始まる計画です。つまり、早めに手続きを進めることで、運用開始までのスムーズな移行が期待できます。

また、ファンドの換金(償還)は月に1回行われます。ただし、3ヶ月ごとや1年ごとに行われるファンドも存在しますので、出金や解約のタイミングは柔軟に選ぶことが可能です。

ただし、換金(償還)の申請には注意が必要です。月の最終営業日の12営業日前までに申請を行う必要がありますので、期限を守ることが重要です。

また、実際の支払いまでにはおおよそ30日程度の時間を要することがありますので、換金申請から支払いまでのプロセスに2ヶ月程度かかることを踏まえておくことをお勧めします。

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ファンド2:ワールドクオント・ミレニアムファンドはどんなファンド?気になる利回りも公開!

ワールドクオント・ミレニアムファンドは、アンタークティカ・アセット・マネジメントのヘッジファンド・プラットフォームを利用しています。

このファンドでは、ほぼすべての投資資金が「WMQS グローバル・エクイティー・アクティブ・エクステンション・ファンド(以下、原ファンド)」に投資されています。

ワールドクオント・ミレニアムファンドの配当実績・運用利回りってどれくらい?

ワールドクオント・ミレニアムファンドの原ファンドは、世界の株価指数を年率で3~6%上回ることを目指しています。

これまでの過去の成績を振り返ると、年ごとの利回りや最近の2018年からの月ごとの利回りを検証してみましょう!

過去の実績年利
2009年+36.18 %
2010年+9.90 %
2011年-3.54 %
2012年+21.52 %
2013年+34.00 %
2014年+17.12 %
2015年+7.57 %
2016年+14.80 %
2017年+28.86 %
2018年月利
1月+7.74 %
2月-4.46 %
3月+0.64 %
4月+0.15 %
5月+2.16 %
6月-1.29 %
7月+3.35 %
8月+1.60 %
9月+0.11 %
10月-9.78 %
11月+0.41 %
12月-6.46 %
2018年Total6.81
2019年月利
1月+9.25 %
2月+1.87 %
3月-0.18 %
4月+4.81 %
5月-6.24 %
6月+5.67 %
7月-1.00 %
8月-3.58 %
9月+2.73 %
10月+2.75 %
11月+2.56 %
12月+1.90 %
2019年Total+21.47
2020年月利
1月-1.32 %
2月-7.87 %
3月-12.36 %
4月+12.44 %
5月+4.26 %
6月+2.84 %
7月+4.06 %
8月+6.55 %
9月-3.28 %
10月-4.07 %
11月+10.42 %
12月+4.38 %
2020年Total+13.90

平均年間利回りは約15%と、目標である世界株価指数(平均10%弱)を大幅に上回っており、非常に優れたファンドです。

このファンドは世界の株式市場との相関が高いため、市場が上昇する時には高いリターンをもたらし、逆に市場が下落する時には低いリターンとなります。

例えば、コロナ禍による市場の下落期間では、一時的なマイナスとなりましたが、その後の市場の回復にうまく乗ることで、2020年もプラスの運用成績を記録しています。

ただし、現在の株価はバブルと類似して高い水準に達しており、将来的にバブルが崩壊する可能性も言われています。このような状況下では、パフォーマンスの維持が難しくなる可能性も考えられます。

もし安定した高いパフォーマンスを望むのであれば、他のヘッジファンドとの比較検討も視野に入れてみることをおすすめします。

ワールドクオント・ミレニアムファンドの投資戦略は世界株式のロング・ショート戦略!

ワールドクオント・ミレニアムの原ファンドは、世界株価指数(MSCI World)に採用される株式を対象としたロングショート戦略を採用したファンドです。

このファンドは、通常600〜1,000銘柄に分散投資されており、原則として1年ごとに全ての銘柄を入れ替えるようなポートフォリオを構築しています。

銘柄の選定には、ファンダメンタルデータやテクニカルデータに加え、900以上のデータセットにわたる情報(ソーシャルメディアやニュースなど)を活用します。

最新のAI技術や統計数理分析などを積極的に導入し、リターンとリスクのバランスを考慮した投資を実施しています。

このファンドは長期的な投資を重視し、3〜5年の市場サイクルを通じて、世界株価指数を安定的に上回るパフォーマンスを目指しています。

ワールドクオント・ミレニアムファンドの運用残高

ワールドクオント・ミレニアムの元ファンドの運用残高について、面談で伺った情報によると、約126億米ドルの規模を持っていることが分かりました。

このファンドは非常に大きな規模であり、日本円で1兆円を超える資産を運用しています。

このような資金力を背景に、世界中の株価指数に採用される複数の銘柄に数百銘柄もの分散投資を行うことが可能です。これによって、リスク分散を図りつつ、市場全体の動向に追従する投資戦略を実施していることがうかがえます。

ワールドクオント・ミレニアムファンドのファンドマネージャーはどんな人物?

ワールドクオント・ミレニアムの原ファンドの運用会社は、「WMQS グローバル・マネジメント LLC」です。

この「WMQS グローバル・マネジメント」は、ミレニアム・マネジメント LLCとワールドクオント LLCのジョイントベンチャーとして設立されました。

ミレニアム・マネジメントはアメリカを代表するヘッジファンドの1つであり、世界ランキングでもトップクラスに位置する、非常に有名なヘッジファンドです。

一方で、ワールドクオントは、かつてミレニアムでファンドマネージャーを務めていた専門家が、2007年に独立して創業した資産運用会社です。

両社ともに、内部研究者が400人以上、契約研究者が700人以上も在籍しており、この専門的な知識とデータを活用して、ポートフォリオの管理運営を行っています。

ワールドクオント・ミレニアムファンドの最低投資額は10万米ドルから!

ワールドクオント・ミレニアムファンドの最低投資額は、10万米ドルとなっています。

この10万米ドルは1万米ドル単位で適用されるため、例えば13万米ドルや25万米ドルのような投資額も考えられます。

一般的な海外の有名なヘッジファンドでは、投資額が100万米ドル以上となることが多いですが、ワールドクオント・ミレニアムファンドの最低投資額はその中でも比較的低く設定されています。

ワールドクオント・ミレニアムファンドの手数料は?

手数料種類手数料額利回り確定後に手数料が引かれるか?
申込手数料投資額の最大3.0%(税抜)引かれる
運用会社の報酬運用報酬2.8%引かれない

ワールドクオント・ミレニアムファンドの手数料は、大まかに2つのカテゴリーに分けられます。

1つは「申込手数料」、もう1つは「運用会社の報酬」です。

投資家の皆様は、ファンドの運用報酬を気にする必要はあまりありません。なぜなら、ワールドクオント・ミレニアムファンドの利回りは、運用報酬が控除された後のものだからです。

ただし、ファンドへの投資に際しては、手数料以外にもエアーズシー証券への手数料が発生することに注意が必要です。これによって、直接の投資と比べて二重の手数料が発生する可能性があります。

さて、それぞれの手数料の具体的な計算方法について、以下で詳しく説明します。

申込手数料

投資される額によって、適用される「申込手数料」が異なります。以下に、具体的な手数料率をご案内いたします。

投資額申込手数料
10万米ドル以上50万米ドル未満3.0%(税抜)
50万米ドル以上100万米ドル未満2.5%(税抜)
100万米ドル以上300万米ドル未満2.0%(税抜)
300万米ドル以上1,000万米ドル未満1.0%(税抜)
1,000万米ドル以上0.5%(税抜)

投資を行う際に発生するのは「申込手数料」で、この手数料は初めて投資を行った際にのみ課金されます。

ただし、追加で投資を行った場合には、その追加分にも手数料が適用されます。

例えば、日本円に換算してみましょう。もし3,000万円を初めて投資した場合、手数料として「90万円」が発生します。そして、後日6,000万円を追加投資した場合には、その追加分にも手数料が適用され、再度「150万円」がかかります。

このように、申込手数料は初回の投資だけでなく、追加投資に対しても適用されるため、注意が必要です。

運用会社の報酬

投資運用会社への支払う報酬は、運用報酬として運用額の年率2.8%となっています。

この運用報酬は、一般的なヘッジファンドの運用報酬と比較するとやや高めの水準です。しかし、ワールドクオント・ミレニアムファンドは成功報酬を導入していないため、トータルの手数料は比較的低めに抑えられています。

大切な点として、ワールドクオント・ミレニアムファンドの基準価格の算出には運用報酬が既に考慮されているため、利回りが確定した後に別途運用報酬が請求されることはありません。

ワールドクオント・ミレニアムファンドの申込・換金(償還)スケジュール

運用開始日は毎月第1営業日で、申込と入金の締め切りは運用開始日の20営業日前となっていますので、日程管理には注意が必要です。

一般的には月末までに申込と入金が完了していれば、翌々月の初めから運用が開始される予定です。

ファンドの換金(償還)は月に1回行われますが、3ヶ月に1回や1年に1回のファンドも存在しますので、柔軟な出金・解約タイミングを選ぶことが可能です。

換金(償還)の請求に関しては、月の最終営業日の38日前までに行う必要がありますので、予めご注意ください。

また、換金申請から実際の支払いまでには約45日程度の期間がかかることがありますので、トータルで考えて申請から支払いまでには3ヶ月程度の時間がかかる可能性があります。計画的な運用を心掛けましょう。

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ファンド3:アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドはどんなファンド?気になる利回りも公開!

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドは、アンタークティカ・アセット・マネジメントによって設定されたファンドです。

このファンドは、3つのヘッジファンドを組み合わせて構成されており、その中には米国を代表するファンドであるルネッサンス・テクノロジーズも含まれています。これにより、ヘッジファンドのファンド・オブ・ヘッジファンドとして運用されています。

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドの配当実績・運用利回りってどれくらい?

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドは、2020年1月に運用を開始したばかりのファンドであり、まだ実績が十分にはありません。

参考として、このファンドを構成する3つの原ファンドの過去の運用実績から導かれる、理論的な2010年から2019年までの年利について紹介いたします。

理論上の実績年利
2010年+19.10 %
2011年+27.75 %
2012年+7.72 %
2013年+13.48 %
2014年+8.95 %
2015年+13.56 %
2016年+11.78 %
2017年+11.28 %
2018年+3.52 %
2019年+12.23 %
2020年月利
1月+0.25 %
2月-3.70 %
3月-11.61 %
4月+3.00 %
5月+2.03 %
6月-1.88 %
7月+2.41 %
8月+0.78 %
9月-1.76 %
10月-1.50 %
11月-0.48 %
12月+3.13 %
2020年Total-9.82 %

2010年から2019年の理論上の平均年間利回りは約13%で、非常に優れたファンドの可能性が高まっていました。

ところが、2020年の実際の運用成績は-9.82%という大幅なマイナスとなりました。この悪化の主な原因は、ファンドのポートフォリオの半分を占めるルネッサンス・テクノロジーズのファンドが大きな損失を出したためです。

2020年、ルネッサンス・テクノロジーズは世界のトップ20から脱落するほどの大きな損失を計上しました。ファンド運営陣は「長期投資が前提なので、長い目線では取り戻せる」とコメントしていますが、投資家の間では疑念が広がっています。

現在の状況では、今後の利回りが不透明視されているため、他のヘッジファンドとも比較検討してみることも一つの方法かもしれません。

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドの投資戦略はファンド・オブ・ヘッジファンド!

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドは、3つのヘッジファンドへの投資を行うファンド・オブ・ヘッジファンドとして構築されています。

ファンド投資戦略構成比
ファンド①統計的アービトラージ戦略50%
ファンド②マルチ運用戦略30%
ファンド③マルチ運用戦略20%

統計的アービトラージ戦略を中心に取り入れ、更に2つのマルチ運用戦略を組み合わせたヘッジファンドポートフォリオを運用しています。

ファンド①

ファンド①は、ルネッサンス・テクノロジーズ社が運用するファンドで、世界で3番目に大きな規模を持っています。このファンドは、メダリオンという名前で知られる最も有名なファンドではありませんが、同様に数理モデルを用いたシステマティックな運用に基づくロングショート戦略を採用しています。数学や物理学の博士号を持つ研究員たちが多く在籍し、多岐にわたるデータ分析を投資に取り入れています。

ファンド②

ファンド②は、債券に特化したマルチ戦略のファンドです。高いリターンを期待することは難しいかもしれませんが、年間でマイナス運用となったことは過去に一度もありません。安定感のある運用を目指しています。

ファンド③

ファンド③は、ファンダメンタル分析に基づくロングショート戦略を中心としたマルチ戦略のファンドです。1992年から続く歴史のあるファンドで、長い間運用されてきました。

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドの運用残高

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドの元ファンドの運用残高は面談でお伺いしたところ、以下の通りです。

ファンド運用残高
ファンド①約333億米ドル
ファンド②約40億米ドル
ファンド③約147億米ドル

全てのファンドが大規模なヘッジファンドとなっており、その規模は非常に大きいですね。

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドのファンドマネージャーはどんな人物?

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドのファンドマネージャーについては、残念ながら具体的な情報は明らかではありません。

しかしながら、原ファンドの中でルネッサンス・テクノロジーズが存在しているため、そのファンドには優れたファンドマネージャーが関与している可能性が高いと考えられます。

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドの最低投資額は20万米ドルから!

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドへの最低投資額は20万米ドルとなっております。

20万米ドルの投資額で、1万米ドル単位の取引が可能となります。例えば、23万米ドルや45万米ドルといった投資額を考えることができます。

一般的に海外の有名なヘッジファンドでは、100万米ドル以上が必要な場合も多いです。そのため、アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドは、ヘッジファンドの中では比較的低い最低投資額となっていると言えるでしょう。

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドの手数料は?

手数料種類手数料額利回り確定後に手数料が引かれるか?
申込手数料投資額の最大3.0%(税抜)引かれる
運用会社の報酬運用報酬1.85%引かれない

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドの手数料は、大まかに2つの種類に分けられます。

まず、「申込手数料」と「運用会社の報酬」です。

ファンドの利回りは、「運用会社の報酬」を控除した後のものです。つまり、この運用報酬についてはあまり気にする必要はありません。

ただし、ファンドへの投資に際しては、手数料以外にもエアーズシー証券への手数料がかかってくることに注意が必要です。この点は、直接の投資と比べて考える際に留意すべき要因です。

これらの手数料に関する具体的な計算方法について、以下で解説いたします。

申込手数料

「申込手数料」は、投資額に応じて以下のような手数料率が適用されます。

投資額申込手数料
20万米ドル以上50万米ドル未満3.0%(税抜)
50万米ドル以上100万米ドル未満2.5%(税抜)
100万米ドル以上300万米ドル未満2.0%(税抜)
300万米ドル以上1,000万米ドル未満1.0%(税抜)
1,000万米ドル以上0.5%(税抜)

投資を行った際にのみ発生する申込手数料ですが、追加で投資を行った場合にも追加分に適応されます。

たとえば、日本円に換算すると、3,000万円を投資した場合には手数料として「90万円」がかかり、6,000万円を投資した場合には「150万円」という具体的な金額が発生します。

申込手数料として設定されている金額は比較的高めと言えるでしょう。

運用会社の報酬

投資運用会社に対して支払う報酬は、運用報酬として運用額の年率1.85%となっています。

この運用報酬は一般的なヘッジファンドの運用報酬と同水準ですが、成功報酬が存在しないため、トータルの手数料は比較的低めとなります。

ただし、アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドの基準価格の算出には運用報酬が既に考慮されており、利回りが確定した後に別途徴収されることはありません。

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドの申込・換金(償還)スケジュール

運用開始日は毎月第1営業日で、申込と入金の締め切りは運用開始日の10営業日前となりますので、スケジュールに関しては事前に確認しておくことが大切です。

通常、月の中旬までに申込と入金が完了していれば、翌月の初めから運用が開始されるイメージです。

アンタークティカ・コア・アルファ・ファンドでは換金(償還)は四半期に1回(3月、6月、9月、12月の最終営業日)に行われます。

換金(償還)を希望する場合は、月の最終営業日の97日前までに請求手続きを行う必要がありますので、その点をお忘れなくご注意ください。

また、換金(償還)申請から実際の支払いまでには約30日程度かかることがあるため、全体のプロセスには約4ヶ月程度の期間を見ておくことが望ましいです。

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ファンド4:SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドはどんなファンド?気になる利回りも公開!

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドは、アンタークティカ・アセット・マネジメントのヘッジファンド・プラットフォームを通じて運用されています。

投資資金の大部分は「SoMa オフショア・リミテッド(以下、原ファンド)」に投資されています。

この原ファンドは、主にデジタル技術関連セクターに特化した運用を行う、テーマ型のヘッジファンドとなっています。

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの配当実績・運用利回りってどれくらい?

原ファンドが投資しているデジタル技術分野は、右肩上がりで成長を続けている産業です。そのため、この分野に投資することで、高い利回りが期待されるでしょう。

これまでの過去の年々の成績を振り返ってみると、年ごとの利回りが注目されます。また、特に近年の動向を見るためには、2018年以降の月ごとの利回りも重要です。これらのデータを元に、投資の成果を確認していくことができます。

過去の実績年利
2016年+14.68 %
2017年+11.81 %
2018年月利
1月+10.90 %
2月+2.33 %
3月+0.66 %
4月+1.62 %
5月+3.09 %
6月+3.49 %
7月-1.94 %
8月+4.70 %
9月+0.06 %
10月-2.63 %
11月+0.99 %
12月-3.69 %
2018年Total+18.92 %
2019年月利
1月+9.02 %
2月+4.16 %
3月+0.27 %
4月+2.39 %
5月-5.97 %
6月+4.62 %
7月-0.23 %
8月-3.52 %
9月-0.46 %
10月+3.59 %
11月+3.63 %
12月2.54 %
2019年Total+20.91 %
2020年月利
1月+2.17 %
2月+0.76 %
3月-5.05 %
4月+5.40 %
5月+4.43 %
6月+4.35 %
7月+5.43 %
8月+3.10 %
9月-2.29 %
10月-0.32 %
11月+9.92 %
12月+6.52 %
2020年Total+39.14 %

平均年間利回りは約20%と、近年のデジタル産業の成長に乗りつつ、優れたパフォーマンスを達成しているファンドです。

現在の状況下では、新型コロナウイルスの影響によりリモートワークや在宅消費など、デジタル技術への需要が高まっており、IT関連株の価格上昇が見受けられます。

実は、こうした短期の価格上昇に関しては、過去に2000年代初頭のITバブル崩壊時との類似性が指摘されています。

原ファンドは主に成長産業への投資を行っており、そのため長期的な成長を見込んでロング(買い)のポジションを多く保有しています。ただし、このような投資スタンスから、市場の下落時にはリスクが高まることに留意が必要です。

バブルが崩壊するタイミングを正確に予測するのは難しいですが、現在の市況においては、IT関連株への投資は高値圏での取引となる可能性が高いです。

より安定した高いリターンを求める場合には、他のヘッジファンドとの比較も視野に入れて検討してみることをおすすめします。

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの投資戦略はデジタル技術関連株式のロング・ショート戦略!

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの原ファンドは、デジタル技術関連株式を対象としたロングショート戦略を取るファンドです。

通常、ヘッジファンドは収益の機会を見逃さず幅広い投資対象を選びますが、特定のテーマに絞ったファンドは希少です。

原ファンドの運用会社は米国西海岸ベイエリアに拠点を置いており、現地ならではの情報を収集する能力が特筆されます。

この得意分野が、運用実績の高いリターンに反映されていることがわかりますね。

ただし、2020年の新型コロナウイルスのショック後の市場環境は、IT関連株にとって好都合であり、ファンド設立後に大きな金融危機は発生していません。

今後は市場が下落するような局面で、ファンドがどのように運用を調整し、存続を維持するのかが注目ポイントです。

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの運用残高

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの元記事の運用残高は、面談によれば約41億米ドルとのことです。

このファンドは大型株を中心に運用しており、投資銘柄は30~40銘柄に集中しています。この集中投資のスタイルにより、運用残高のさらなる増加は利回りの低下につながる可能性があります。

ファンドの運用チームは、急激な運用残高の増加がもたらすリスクについても十分に認識しており、バランスを取るための注意が必要です。

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドのファンドマネージャーはどんな人物?

GAZOU

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの元記事のファンドマネージャーは、ジル・シモン(Gil Simon)氏です。

シモン氏はカリフォルニア大学ロサンゼルス校を卒業し、その後マサチューセッツ工科大学でMBAを取得しています。彼はアメリカの超名門校で学び、高い知識と経験を持っています。

シモン氏はKPMGという世界的企業で経験を積んだ後、世界最古の資産運用会社であるMFSインベストメント・マネジメントで投資に従事しました。

その後、2016年に彼は当時の投資チームを率いて独立し、SoMa オフショア・リミテッドの運用を開始しました。彼の豊富な経歴と専門知識がファンドの成功に寄与していることが伺えます。

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの最低投資額は15万米ドルから!

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの最低投資額は15万米ドルとなっています。

投資額が15万米ドルの場合、単位である1万米ドルに基づいて計算すると、18万米ドルや26万米ドルのような投資額になります。

一般的に海外の有名なヘッジファンドの場合、投資額は100万米ドル以上が相場とされています。そのため、15万米ドルという最低投資額は、ヘッジファンドの中では比較的低いと言えるでしょう。

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの手数料は?

手数料種類手数料額利回り確定後に手数料が引かれるか?
申込手数料投資額の最大3.0%(税抜)引かれる
運用会社の報酬運用報酬2.7%
実績報酬18%
引かれない
解約手数料換金代金の3.0%(12ヶ月以内の解約)引かれる

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの手数料は主に3つの種類が存在します。

  1. 申込手数料
  2. 運用会社の報酬
  3. 解約手数料

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの運用報酬や実績報酬は、「運用会社の報酬」が控除された後の利回りに反映されるため、投資家の皆様はその点についてあまり気にかける必要はありません。

ただし、ファンドへの投資に際しては、ファンドへの手数料に加えて、エアーズシー証券への手数料も発生することに留意が必要です。このため、直接の投資と比べると、二重の手数料がかかることになります。

以上が、それぞれの手数料の具体的な計算方法となります。

申込手数料

「申込手数料」は、投資額によって異なる手数料率が適用されます。

投資額申込手数料
15万米ドル以上50万米ドル未満3.0%(税抜)
50万米ドル以上100万米ドル未満2.5%(税抜)
100万米ドル以上300万米ドル未満2.0%(税抜)
300万米ドル以上1,000万米ドル未満1.0%(税抜)
1,000万米ドル以上0.5%(税抜)

投資を行う際に発生するのは初回の申込手数料ですが、追加投資を行った場合にも同様の手数料が適用されます。

たとえば、日本円に換算すると、初回に3000万円を投資した場合、申込手数料として「90万円」がかかります。さらに後日、6000万円を追加投資した場合には、追加分の投資額にも手数料が適応されて、「150万円」が発生します。

この申込手数料は少し高めに設定されている部分もあるかもしれませんね。

運用会社の報酬

投資運用会社に対する支払いの詳細は以下の通りです。

▶運用報酬:運用額の2.7%
▶成功報酬:運用益の18%

この成功報酬は、一般的なヘッジファンドと同水準の設定ですが、一方で運用報酬は比較的高めになっています。

ただし、SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの基準価格の算出には上記の手数料がすでに考慮されており、利回りが確定した後に別途徴収されることはありません。

解約手数料

「解約手数料」は購入後の12ヶ月以内に解約する場合に、換金代金の3.0%が手数料として発生します。この手数料はかなり高額ですね。

運用の成績が思わしくない場合に急いで解約してしまうと、かえって損失を増やす可能性があります。そのため、長期的な視点でファンドを利用する予定がない余剰資金を使って投資を検討する際に考慮する必要があります。

SoMa エクイティー・パートナーズ・ファンドの申込・換金(償還)スケジュール

投資のスケジュールを確認するためには、運用開始日が毎月の第1営業日であり、申し込みと入金の締切はその5営業日前となります。これについてスケジュールを把握しておくことが重要です。

通常、申し込みと入金が月の中旬までに完了していれば、翌月の初めから運用が始まる予定です。このスケジュールに基づいて行動することが望ましいですね。

ファンドの換金(償還)は四半期に1回行われます。具体的なタイミングは3月、6月、9月、12月の最終営業日です。

換金を希望する場合、請求はその前の月の最終営業日の65日前までに行う必要がありますので、ご注意ください。

また、換金の実際の支払いまでにはおおよそ45日ほどかかるため、全体として申請から支払いまでには約4ヶ月程度の時間を見ておくことが重要です。

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ファンド5:パートナー・ヘルスケア・ファンドはどんなファンド?気になる利回りも公開!

パートナー・ヘルスケア・ファンドは、アンタークティカ・アセット・マネジメントのヘッジファンド・プラットフォームを有効に活用しています。

ほとんどの投資資金が「PFM ヘルスケア・オフショア・ファンド・リミテッド(以下、原ファンド)」に投資されています。

この原ファンドは、ヘルスケア関連セクターに特化した運用を行うテーマ型のヘッジファンドとなっています。

パートナー・ヘルスケア・ファンドの配当実績・運用利回りってどれくらい?

原ファンドは2019年10月に組織変更を実施し、その後はヘルスケア産業に特化したファンド運営を行っています。

組織変更以前の期間では年間の利益率で評価されますが、その後の2020年以降の運用成績は月単位の利益率を通じて見ていくことになります。

過去の実績年利
2006年+22.47 %
2007年+20.96 %
2008年-7.03 %
2009年+22.27 %
2010年+5.47 %
2011年-2.06 %
2012年+14.46 %
2013年+26.19 %
2014年+13.78 %
2015年+9.73 %
2016年-0.25 %
2017年+14.96 %
2018年-9.87 %
2019年+0.46 %
2020年月利
1月+0.29 %
2月+0.51 %
3月-0.76 %
4月+9.12 %
5月+2.61 %
6月-1.37 %
7月-0.80 %
8月+1.18 %
9月+0.14 %
10月-0.33 %
11月+6.72 %
12月+1.60 %
2020年Total+19.99 %

ヘルスケアに特化した組織変更を行った後の2020年の年間利回りは約20%と、ヘッジファンドの中でも高い水準を達成しています。

ただし、2019年以前の運用成績は投資方針の違いから利回りが参考程度となりますので、注意が必要です。

原ファンドはヘルスケア産業の長期的な成長性に注目し、そのためにロング(買付)の比重が大きいポートフォリオを構築しています。

ただし、ロング重視の投資方針は市場下落時のリスクを高める一方で、長期的な成果を目指すための戦略です。

ヘルスケアに特化した組織変更からの成績はまだ日が浅く、今後のパフォーマンスの予想は難しい部分もあります。

もし安定した高いリターンを求めるのであれば、他のヘッジファンドとも比較検討することをおすすめします。

パートナー・ヘルスケア・ファンドの投資戦略はヘルスケア関連株式のロング・ショート戦略!

パートナー・ヘルスケア・ファンドの原ファンドは、ヘルスケア関連株式を中心に据えたロングショート戦略を取るヘッジファンドです。

一般的にヘッジファンドは、利益の機会がある限り多様な投資を行う傾向がありますが、特定の産業に焦点を当てたテーマ型のファンドは珍しい存在です。

実際、原ファンドは創設当初はヘルスケア分野に特化した運用を行っていました。しかしながら、運用成績が良好だったことから他の産業にも手を広げる試みをしました。

その結果、ポートフォリオの多様化が逆にパフォーマンスの低下と資金の流出につながりました。その後、2019年にヘルスケア分野に特化した投資戦略に回帰する道を選びました。

パートナー・ヘルスケア・ファンドの運用残高

パートナー・ヘルスケア・ファンドの原ファンドの運用残高は、面談で明らかになったところによれば、約19億米ドルとされています。

このファンドの運用残高は、かつてピーク時にはなんと100億米ドルにも達していたこともありました。しかし、その後のパフォーマンスの低下が原因で大量の資金流出が発生しました。

近年では、改善された運用実績が見られ、徐々に資金が戻りつつあるようです。

パートナー・ヘルスケア・ファンドのファンドマネージャーはどんな人物?

GAZOU

パートナー・ヘルスケア・ファンドの原ファンドのファンドマネージャーは、ブライアン・グロスマン(Brian Grossman)氏です。

グロスマン氏は、アメリカの一流大学であるペンシルバニア大学を卒業し、その後JPモルガンでヘルスケア分野のアナリストとしての経験を積まれました。

その後、アンドア・キャピタル・マネジメントという資産運用会社へ転職し、バイオテクノロジー分野のアナリストも経験されました。

その後、2004年にパートナー・ファンド・マネジメントを設立され、2006年からはPFM ヘルスケア・オフショア・ファンド・リミテッドの運用を開始されました。

パートナー・ヘルスケア・ファンドの最低投資額は15万米ドルから!

パートナー・ヘルスケア・ファンドの最低投資額は15万米ドルとなっております。

15万米ドルで1万米ドル単位となりますので、例えば18万米ドルや26万米ドルのような投資額にもなります。

海外の名門ヘッジファンドでは一般的には100万米ドル以上が一般的な相場とされておりますため、パートナー・ヘルスケア・ファンドはその中でも比較的低い投資額と言えるかと思います。

パートナー・ヘルスケア・ファンドの手数料は?

手数料種類手数料額利回り確定後に手数料が引かれるか?
申込手数料投資額の最大3.0%(税抜)引かれる
運用会社の報酬運用報酬2.45%
実績報酬25%
引かれない
解約手数料換金代金の5.0%(12ヶ月以内の解約)引かれる

パートナー・ヘルスケア・ファンドには、大まかに3つの種類の手数料が存在します。

  1. 申込手数料
  2. 運用会社の報酬
  3. 解約手数料

パートナー・ヘルスケア・ファンドの利回りは、「運用会社の報酬」を差し引いた後の数字となります。そのため、ファンドの運用報酬や実績報酬については、特に気にする必要はありません。

一方で、ファンドへの投資に際しては、ファンドへの手数料に加えて、エアーズシー証券への手数料も考慮が必要です。これにより、直接ファンドに投資する場合と比較して、二重の手数料がかかることに留意が必要です。

これについて、具体的な計算方法を以下で解説します。

申込手数料

「申込手数料」は投資額に応じて、以下の手数料率が適用されます。

投資額申込手数料
15万米ドル以上50万米ドル未満3.0%(税抜)
50万米ドル以上100万米ドル未満2.5%(税抜)
100万米ドル以上300万米ドル未満2.0%(税抜)
300万米ドル以上1,000万米ドル未満1.0%(税抜)
1,000万米ドル以上0.5%(税抜)

投資を行った際にのみ課金される点に注意してください。追加投資が行われた場合には、その追加分にも同様の手数料が適用されます。

たとえば、日本円に換算すると、初回投資が3,000万円の場合は「90万円」、6,000万円に増額された場合は「150万円」となります。

この申込手数料は、設定としてはやや高めに設けられている部分ですね。

運用会社の報酬

投資運用会社へ支払う報酬は、下記の通りとなります。

▶運用報酬:運用額の2.45%
▶成功報酬:運用益の25%

通常、運用報酬は2%、成功報酬は20%がヘッジファンドの一般的な水準ですが、こちらのファンドでは運用報酬が比較的高めの2.45%、成功報酬が25%と設定されています。

ただし、大切なのは、パートナー・ヘルスケア・ファンドの基準価格の算出には上記の手数料がすでに考慮されており、利回りが確定した後に別途これらの手数料が引かれるわけではないという点です。

解約手数料

「解約手数料」は、購入から12ヶ月以内に解約した場合に換金代金の5.0%という非常に高額な割合となっています。

もし運用実績が低調になってしまった場合やその他の理由で早期に解約を考える際には、この高額な手数料が損失を大幅に増加させてしまう可能性があります。そのため、これからの投資を検討するにあたっては、長期的な視野を持って資金を運用する方が望ましいでしょう。

パートナー・ヘルスケア・ファンドの申込・換金(償還)スケジュール

運用が開始するのは、毎月の第1営業日となります。申込と入金の締め切りは、運用開始日の7営業日前までとなっていますので、スケジュールを確認しておくことが大切です。

通常、月の中旬までに申込と入金の手続きが完了していれば、翌月の初めから運用がスタートする予定です。

ファンドの換金(償還)は四半期に1回、具体的には3月、6月、9月、12月の最終営業日に行われます。

換金を希望する場合には、その3ヶ月前までに換金(償還)請求を行う必要がありますので、月の最終営業日の50日前までに手続きを済ませることが必要です。

また、換金の際の実際の支払いまでには約45日ほどの時間がかかりますので、全体的な期間を考慮すると、申請から支払いが行われるまでには通常3~4ヶ月程度の時間がかかることを心に留めておくことが大切です。

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エアーズシー証券についてネットの反応は?

エアーズシー証券や同社が提供しているファンドについてのオンライン上の情報はほとんど見当たりませんでした。

これは、これらの投資機会が主に機関投資家を対象としているためであり、個人投資家にとってはあまり知られていない可能性があります。

SNSの悪い口コミを紹介!

SNS上において、不遇な評判や批判的な口コミは確認されませんでした。

私がお話を伺った中でも、特に否定的な印象は受けませんでした。

SNSの良い口コミを紹介!

口コミのまとめ

機関投資家や高額な資産を持つ富裕層が主に投資しているため、一般の個人投資家の口コミはネット上では見当たりませんでした。

ただし、いくつかの投稿によれば、エアーズシー証券は講演会を開催しており、訪問による説明も行っているとのことです。これによって、今後は個人投資家層も増えてくる可能性が考えられます。

エアーズシー証券は詐欺やポンジスキームなのか?

幸いなことに、ネット上では「詐欺」や「ポンジスキーム」といった声は聞かれないようです。

エアーズシー証券は、元々販売会社としての役割を果たしており、自社で資金を保有・運用することは行っていないようです。

また、第一種・第二種金融商品取引業の登録も受けており、適切な体制で経営されていると思われます。

エアーズシー証券の販売するファンドへの投資方法を解説!

エアーズシー証券が提供するファンドは、私募ファンドとなっており、投資適格性の確認を兼ねて面談による説明が必要です。

エアーズシー証券の公式ウェブサイトには、お問い合わせフォームが設置されています。こちらを通じてお問い合わせが可能です。

面談の方法は、「本社への訪問」または「Zoomなどのオンライン面談」から選択できます。

各ファンドの概要説明を受け、興味を持ったファンドがあれば、勧誘受入意向確認書を提出することで、詳細な説明を受けることができます。

詳細な説明を聞き、投資を希望する場合は、エアーズシー証券で口座を開設し、申込書を記入することで契約が成立します。

申込と入金から運用開始までのスケジュールは、ファンドごとに異なる場合があるため、投資を検討する前にしっかりと確認しておくことが大切です。

エアーズシー証券の販売するファンドを出金・解約するにはどうすればいいの?

エアーズシー証券の提供するファンドの出金や解約方法は、非常に簡単です。

ただし、解約のタイミングや運用益に関わる課税については、必ず事前に確認しておくことが大切です。

エアーズシー証券の出金・解約のルール

エアーズシー証券の提供するファンドを出金や解約する方法は、エアーズシー証券の担当者に電話やメールでその旨を伝えるだけで済みます。

ただし、各ファンドごとに解約申請のタイミングや口座への入金スケジュールに差異があるため、注意が必要です。

通常、解約申請から口座への入金までには2~4ヶ月程度の時間を要します。そのため、資金が必要となる見込みがある場合は、事前に解約の手続きを進めておくことをおすすめします。

出金・解約時に運用益が出ていれば課税の対象となる!

エアーズシー証券で運用益が出た場合の課税について、しっかり理解しておきましょう。

ファンドからの出金や解約による運用益に対しては、20.315%の所得税および地方税がかかります。この課税は申告分離課税となります。

この課税は、未上場株式の譲渡所得と同様の扱いです。つまり、単年度内に未上場株式や一般公社債の譲渡所得がある場合、それらの損益とも通算可能です。ただし、上場株式の損益とは通算できないことにご注意ください。

もし運用中に含み損益が発生している場合、申告は不要です。実際の払い戻し時に申告と納税が必要となります。

公募投信とは異なり、エアーズシー証券では源泉徴収が行われないため、入金時点ではまだ納税が完了していないことに留意してください。

エアーズシー証券への投資のまとめ

エアーズシー証券について、気になるポイントをまとめてみました。

エアーズシー証券は、主に個人投資家向けに海外のヘッジファンドを専門に販売する金融商品会社です。この会社は、IKEAの資産運用会社であるアンタークティカ・アセット・マネジメントと提携し、様々なファンドを提供しています。この提携により、通常であれば100万米ドル以上の資金が必要なファンドへの投資も、10~20万米ドルから可能となっています。

この点において、日本の個人投資家にとっては魅力的な選択肢と言えるでしょう。海外ヘッジファンドへの投資は、一般的にハードルが高いですが、エアーズシー証券を通じて比較的容易にアクセスできる点は評価されます。

ただし、一方で考慮すべき点もあります。提供される海外ファンドの利回りは高いものの、年率20%程度が一般的です。同時に、国内にもっと高いパフォーマンスを持つファンドが存在する可能性があります。また、海外ファンドへの投資には手数料がかかります。国内ファンドの場合、このような手数料が発生しないことも考慮すべき点です。二重の手数料を支払いながら海外ファンドに投資することは、コスト面で検討が必要です。

総じて言えることは、エアーズシー証券が提供する海外ファンドへの投資は、個人投資家にとって新たな選択肢を提供している一方で、コストやリスクをよく理解した上で検討する必要があるということです。

エアーズシー証券株式会社の情報

企業概要
企業名エアーズシー証券株式会社
AIR’S SEA SECURITIES CO.,LTD
設立2002年3月
本社〒103-0025
東京都中央区日本橋茅場町3丁目2番10号 鉄鋼会館1階
代表者栗原 友紀
資本金121,500,000円
事業内容外国籍ファンドの販売
不動産アドバイザリー
M&Aアドバイザリー
最低投資額10~20万米ドル
手数料各ファンドの説明参照
運用残高各ファンドの説明参照
出資者数主に機関投資家であり不明

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